さむからで あくるしののめ わびしけれ 後は逢ひぬとも 時すぎにけり 行有
恋ふらくは 乗りてかなしも いぬるまで うつろはむとは 思ほえなくに 行有
ふるさとは 心に春ぞ 知られける 飽かずとぞ見て 忘らえぬかも 行有
あぢきなく ふすかとすれば すぎぬべし たぢろくばかり あはれなりけれ 行有
山道の もみじに出会う 足取りは 深まるほどに こたえてるかな 行有
しのぶれど 思いはめぐり はちきれる どうしたものか 人が問うまで 行有
ひたすらに おもいをとげる 者は無し それに比べて うまくいきすぎ 行有
着々と 準備を進め 今がある ここまでくれば 何とかなるさ 行有
睡眠は かけがえのない みなもとよ 我が身てらして よくわかるなり 行有
言葉こそ 実験使う 短歌あり ここまでどこか うまくいきすぎ 行有
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